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東京オリンピックについて思う

翁のひとりごと | 氣愛塾 翁のひとりごと

今年は皆さんご承知のように東京オリンピックが開催されます。

さて、1964年(昭和39年)10月10日から2週間の会期で、東京オリンピックが我が国で初めて開催されました。55年前の事です。私は当時26歳で、独身時代でした。丁度、この頃、虫垂炎の手術を受け、広島市内の病院に入院していた事を思い出します。当時は虫垂炎でも、一週間の入院が必要な時代でした。

先日、NHKスペシャル「東京ブラックホール」という番組を見る機会があり、当時の社会の光の部分でなく、影の部分が取り上げられ、私自身忘れかけていた記憶がよみがえりました。

東京の1945年(終戦時)の人口は、300万人に激減し、20年後の1964年(昭和39年)には、1,000万人に膨れ上がっておりました。当時の日本は、産業公害(大気汚染、河川・海洋汚染等)労災事故続発、水不足、交通事故死亡率世界一、出稼ぎ行方不明者8万人、等々、大変な状況でしたが、特に東京は人口膨張にインフラ整備が追い付かず、オリンピック開催による思い切った整備が、国の政策であったように思います。

NHKスペシャル「東京ブラックホール」の中で印象に残ったのは、「現在の輸血は100%、献血方式で厳格なチェックがされてますが、当時は90%が売血方式で、安全性は保障されていませんでした。」このため輸血による後遺症問題は、今でも引きずっております。
もう一つ忘れてましたが、「東京オリンピック開催中の10月16日、中国が核実験を行いました。」このため放射能が平時の東京で100倍、高知で500倍、新潟で1,000倍に達したとの事です。

今年の東京オリンピックは、前回から55年も経過し、日本も世界も変貌しております。今回は、人為的なトラブルより、自然の猛威が気がかりです。台風や地震が避けられ、無事オリンピックが閉幕する事を祈るばかりです。加えて、新型コロナウイルスの早期終息を祈ります。

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