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妻への感謝状~「自伝」のつづき~

翁のひとりごと | 氣愛塾 翁のひとりごと

自伝が結局、妻への感謝状の様になったと述べましたが、第八話「ここまで来て振り返る」の原文(要約)をご紹介します。

~私の今までの長い道のりを振り返ってみますと、大きな節目、節目が必ず現れましたが、これを何とか乗り越えられたと感謝の気持ちで一杯になります。これが出来たのは、まず第一に房子というパートナーに不思議な縁で巡り合った事です。

房子は私が労働組合に立候補する時、出世に影響するので止めて欲しい等と言いませんでした。関連会社に出向する時 “出向は左遷だ” 等と言わず、取締役就任を祝ってくれました。マンション管理組合役員の順番が廻って来た時、私が「後期高齢者は免除してもらえないものか」とつぶやいていると「気持ち良く引き受けたら」と助言してくれました。

房子はそれぞれの場面で前向きに私を支えてくれたのです。もし、それぞれ反対されていたら、私のこの物語は全く様相を異にしていたに違いありません。地位が上昇し、部下や関係先が著しく増えると、あらかじめ想定出来ない障害に遭遇し、責任を取らなければならないケースは少なくありません。私は天運にも恵まれたと思います。二人でいつも手を合わせてお祈りし、感謝する暮らしが天運を呼び寄せたに違いありません。~

妻は現在、要介護4で近くの老人ホームにおりますが、私が午前と午後、顔を出す理由が解って頂けると思います。平成29年3月入居から平成30年7月まで16ヶ月間、毎日2回訪問しましたが、8月から1回を原則に変更しました。娘達が、私の体調を危惧しますので。

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