銀婚式（結婚25周年）を迎えた時、妻からもらったレターを紹介します。
「正一様、思い起こせば25年前、広島の比治山神社、二人の結婚式でしたね。仲人役をして下さった安好（やすよし）の伯父さん伯母さんも、この世にいなくなられました。振り返れば25年間、長いようであっという間の25年のように思います。人生は “山あり谷あり” と例えられますが、正一さんと二人で歩んだ人生は、先祖霊に守られた素晴らしい人生でした。二人の素晴らしい子供にも恵まれ、あなたのお蔭で素晴らしい、人もうらやむ家庭を築くことができ、ありがとうございました。あなたの心の寛大さ、優しさ、私の人生であなたと出会わせて下さった神様に、感謝の気持ちで一杯です。これからも残された人生、二人で力を合わし、今までよりも、もっともっと素晴らしい人生が送れますように」
平成2年1月29日 房子
私は50代前半、男盛り、当時は会社役員としても社交の場は著しく拡大し、女性との交流も公私ともに多かったと思います。しかし、このレターをコピーして常に持ち歩いておりましたので、浮気心が起こる余地はありませんでした。仕事一筋だったのです。
このレターを妻からもらった皆さんは、どうするでしょうか。私と同じような行動を取るのではと思うのですが。
