私は、妻からのレターに対し、以下のように返書しました。
34回目の結婚記念日を房子と共に、元気で迎えることができ、房子に感謝の気持ちで一杯です。房子と私のそれぞれの先祖霊に、しっかり守護して頂いていることを実感する、今日この頃です。
34年前お見合いしてから、1か月足らずで結婚式を挙げましたが、安好(やすよし)さんという、不思議な人の導きであったとつくづく思います。
お見合いで、房子に会った時、どこか懐かしい感じがしましたのは、前世で何かのかたちで身近な存在だったのではないかと、最近、思うようになりました。
永いサラリーマン人生を卆え、昨年7月から、全く新しい生活が始まりましたが、最初の2~3ヶ月は、なかなか気持ちの切り替えができず、房子にも迷惑をかけたのではと思います。今年の年賀状に「家内と娘は外勤、私は内勤、ウィークデーの家事一切を受持ち、楽しくやっております」と書いて出せる心境となりました。
振り返れば、遠い昔、北海道網走を出て、宮島で房子と出会い、雅子や貴子に恵まれ、今日に至りましたが、房子の類い希れなパワーに導かれたと、つくづく思います。
これからの人生は、60代から、70代、80代と続きますが、この10年は体が充分動ける一番楽しい時期にしたいと思います。一日一日を大切にして、二人で人生を謳歌しましょう。
最後に、私は唄うのが一番好きなので、迷惑をかけると思いますが、片目を瞑って、時には泳がして下さい。
平成12年1月29日
第34回結婚記念日に当たり、愛する妻、房子への感謝状
正一