アルゼンチンの民族音楽、フォルクローレの弾き語り名手「エドワルド・ファルー」の名曲「燭光のサンバ」を紙上鑑賞下さい。日本語の訳者不明ですが、名訳です。
燭光のサンバ
“ 日暮れが一日(ひとひ)の終わりを告げ
太陽の死を嘆き 月がしろがねの泪とともにのぼるとき このサンバは生まれた
川が揺りかごの歌を囁きながら流れ 冬の風が哀しみをもたらせば
サンバはすすり泣く
夜が熟し 哀しみの凝固するとき
夜のサンバは燭光となって 楽しく行路を照らすわが瞳はねむりを忘れ 夜を過ごす
夜が熟し私の哀しみが凝固するときわが瞳はねむりを忘れ 夜を過ごす
夜が熟し私の哀しみが凝固するときギタラよお休み 歌のクエロは行ってしまった
地上に咲く花もつみ取れば
愛しい想い出は再び還り来ず
燭光のサンバは暁の訪れと共に去り行く
みそらを星がうずめ 高く輝くとき
夜のサンバは燭光となって 楽しく行路を照らす ”
若いころ、これを原語(スペイン語)で唄ったものですが、今は翁となり正確には唄えなくなりました。