ハピネスキャリアプロジェクトとは?

下戸(げこ)遺伝子の話

翁のひとりごと | 氣愛塾 翁のひとりごと

2017年新書大賞受賞作家の本(2019年1月20日発行)に下戸(げこ)遺伝子の話があり、興味深く読ませてもらいました。骨子をご紹介します。

私は81歳ですが、昼食に清酒300mlは飲みます。食事が美味しくなるからです。体質的に、アルコールを受け付けないタイプは、下戸と呼ばれております。肝臓のアセトアルデヒドを酢酸に分解する能力が乏しいか、全く無い人で、このためアルコールはその人にとっては毒物となる訳です。

下戸は、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカにはほとんどいないとの事です。中国南部に多く、度数の低い紹興酒が好まれ、北部では度数の強い白酒(パクチュウ)を一気飲みします。下戸率は、中国南部23.1%に対し、北部は15.1%と、かなり開きがあります。

日本の下戸率は23.9%と大変高く、しかも顕著な地域差があります。近畿、中部に多く、東北、南九州、四国の太平洋側では少ないのです。これは、日本に渡来した弥生人のなかに、中国南部を起源とする、下戸遺伝子をもつものが多く、それが地域別に縄文人と混血した度合いが異なり、縄文人の遺伝子の影響が強く残る地域では、酒がより好まれるようになったと考えられそうです。

以上の話から、私は、縄文人の血を色濃く残しているものと自己判断しました。

尚、アセトアルデヒドを分解する、アセドアルデヒド脱水酵素(ALDH2)の欠損率を調べてみますと、日本人44%、中国人41%、韓国人28%なのに対し、インド人5%、ドイツ人0%、スエーデン人0%、との事で、この遺伝的性質は日本人などのモンゴロイド特有のもので、アフリカやヨーロッパの人種では見られないとの事です。

下戸(げこ)遺伝子の話 | 氣愛塾

タイトルとURLをコピーしました