わたし達の心は、脳にあるように感じがちですが、人間は肉体と心(霊体)が合体した構造になっており、心が脳に司令を発しているようで、脳は、その受発信器の役割を担っているようなのです。
脳の解析は近年、飛躍的に進んでいると言われますが、全てが解明された訳ではありません。人間の脳は、自然に進化して生まれた物とは考えられない、特殊な能力がある事が解っております。その一つは、数学的な天分を持った少年の存在です。他の所は格別優れた所はないが、数学の計算には天分を発揮します。大きい数学の立方根を求める。大変難しい算術を一瞬に解きます。全く説明のつかない、驚くべき能力を持った子供が、時々現れます。
少年の心に異常にはっきりした “視覚的記憶” が現れるというのです。物を数えたり、計算したりする普通の能力は、動物が生きるために必要な物と考えますが、この様な天才的計算少年や、数学的天才(パスカル、ニュートン等)は生物的生活に必要でなく、進化論によって説明できません。この様な力が時々、人間に現れてくるのは、人間の脳は、極めて早い時期から充分発達し、 “もっと偉大な心と知性” が潜在している事を暗示しているのではないか。人間の脳には、未だ解明されていない(使途不明)部分があり、まだ使えもしない部分がある事は説明できません。
肉体の他の器官が充分発達していないので、この余分の脳を使う事ができないが、それらが発達する事を見越して備えているのでは?との説明もあります。私は心(霊体)が飛躍的に進化して、脳に対する司令がどんなに次元の高い物になっても、脳は、受発信機の役割を果たせる様に、備えている物と洞察するのですが・・・。今後、脳の研究が一段と進み、画期的な発見が訪れる事を期待したいものです。