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シロナガス鯨のお話

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先日、MBSテレビが「地球の裂け目にクジラ集う湾」と題し、世界遺産カリフォルニア湾が紹介されていました。長大なカリフォルニア湾の生成と、魚類の宝庫である事の解説がありましたが、やはり、世界最大の動物、シロナガス鯨が主役でした。最大、体長30m、体重200tになるとの事。巨体ですが、オキアミが主食で、一日に数10tも食べるとの事です。全て桁が違います。かつては、捕鯨の主目標とされ、ペリーが来航した主目的はこの捕鯨のための食料、燃料補給交渉だった、との説があります。

私の少年期(昭和20年前半)、故郷の網走は捕鯨基地でした。捕鯨船が入港する時、必ず汽笛を鳴らしました。鯨が捕れた時と捕れなかった時では、汽笛の回数が違っていたように思います。私も含め、家族は鯨の解体が見られるので、よくその基地(網走市内の網走河口)へ行ったものです。

ある時、見た事のない巨大な鯨の解体を見る事ができました。解体するために、梯子を巨体に掛けているのです。シロナガス鯨であったと、後から知りました。20m~30m位あったと思います。少年の頃の記憶は怪しくなるものですが、あの巨体に何人もの解体員がとりつき、長刃で見事にさばく映像は、今でも鮮やかに残っております。

今では全世界でも絶対に見る事のできない遠い昔の風景です。

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