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台風15号による千葉県の被害に思う

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少し遅れましたが、台風15号による千葉県の被害者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

昨年11月23日の私のブログ「台風21号襲来~またまた想定外」を思い起こします。自宅(マンション3階)の前の緑陰道路の巨木(円周2m級)が多数倒れ、風景が一変した事、関西国際空港の連絡橋が上限の秒速60mを超え、計測出来なかった事、80年生きて来て、風の音(空気の移動)に初めて恐怖を感じた事等を述べておりますが、今回の千葉県での深刻な被害は、やはり風に起因するものでした。

一般に風水害という言い方をしますが、明治以降の風水害では、1959年9月26日の5,000人の犠牲者を出した、伊勢湾台風を筆頭に水害による被害が、私達には刻印されているように思います。しかし、昨年の台風21号、今年の台風15号は水害ではなく、“ 風害” というものの恐ろしさを見せつけております。

今回の台風15号の瞬間最大風速は、いったいどれ程のものだったのか、気象庁(台)から公表されていないように思います。台風21号もそうでした。雨量についての測量ネットワークは緻密に構築されているようですが、瞬間最大風速の測定や、その予測については、課題があるように強く感じます。風による深刻な被害の具体的な事例を精査し、国レベルでの対応マニュアルの設定や、法整備が急務と思われます。海水温の上昇により強力な台風の襲来は、常態化しつつあります。風害による深刻で、様々な被害の様相を見ると、もはや個人で対応できるレベルは限られている事を告げております。

そよ風は、心を和ませますが、烈風は、地獄を吹き寄せる事を、私達に知らせてくれております。

追伸です。本ブログ原稿完成後、台風19号が本州を襲い、風害ではなく、今度は水害の恐ろしさを私達に刻印しました。71の河川が決壊しました。この台風が60年前に来ていたら、1,000名単位の犠牲者が出ていたでしょう。自然と人間の綱引きは、これからも続く事になります。

これからは、中心示度900ヘクトパスカルを切る「猛烈」を上回る、「激烈」な台風に備えなければなりません。

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