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映画「アルキメデスの大戦」を鑑賞して

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7月30日、10年ぶりに映画館へ出かけ、「アルキメデスの大戦」を鑑賞しました。

冒頭、戦艦大和が、空一杯に群がるアメリカ航空機から攻撃を受け、艦上が血の海となり、傾斜した巨大な船体から戦闘員が、海に落ちるシーンの迫力と臨場感に圧倒されました。昔の特撮映画しか知らない私には、とにかく驚きでした。VFXという、現実に見る事のできない画面効果を実現する技術が使われ、視覚効果というのだそうですが、自分が当時の戦艦大和の艦上に居るような迫力でした。映像技術は、驚くべき進化を遂げている事が解りました。

8月に入り、BS1スペシャル「戦艦武蔵の最後」を見ました。大和と武蔵は姉妹艦でした。両艦は、帝国海軍の不沈戦艦と呼ばれ、絶対に沈まないと信じられておりました。しかし、沈みました。武蔵の乗員2,400名のうち640名が救助されましたが、フィリピン戦線へ転戦となり、最終的に日本に帰れたのは、20名余りとの事です。生き残った方は、現在90歳前後ですが、70余年の重い口を開いて、ポツリ、ポツリ語る言葉は重く、 “戦友を見捨てた事” “自分が生き残った事” への悔恨が滲み、私達の胸に迫るものがあります。当時、10代後半から、20代の若者にとって、どんなに過酷な体験であったか、戦争というものの非情と残酷さが浮かび上がって来ます。

それにしても、私は人間の生まれ合わせを思わずにはいられません。私が、10年早く生まれていれば、若くして戦場で散る可能性は、極めて高かったのです。戦争には、勝者も敗者もありません。

人間の心の荒廃だけが、その成果となるのです。

参考:映画『アルキメデスの大戦』公式サイトより https://archimedes-movie.jp/

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