ハピネスキャリアプロジェクトとは?

勝者と敗者の考察

翁のひとりごと | 氣愛塾 翁のひとりごと

プロ、アマチュアを問わず、 “この世” にはあらゆる競技があり、頂点の勝者にはメダルや賞状、免状等が授与されます。どの世界でも、このレベルに達するまでには、数えきれない程、勝者と敗者の体験を重ねているはずです。

敗者となった経験のない人、つまり、勝ち続けた人は “この世” に存在しないと思います。敗北の経験があってこそ、勝利の意味や喜びを感ずる事ができると思うのですが。少し表現を変えてみると、勝利と敗北はコインの表と裏のような関係かもしれません。

しかし、勝ち続けた人は存在しなくとも、負け続ける人は存在するように思います。 “負け続ける人は、実は何かに勝利しているのではと思ったりします” ・・・禅問答みたいになりました。

宮本武蔵は、生涯の武闘で一度も敗れた事がないと五輪書に書いておりますが、敗れた経験なくして、二刀流の開祖になったとは信じられません。五輪書をもう少し、違った角度から読み解く必要があると思うのですが。どこかに但し書きがひそんでいるのではないでしょうか。

勝者ばかりで “この世” は成り立っておりません。敗者のおかげで勝者は存在するのです。

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