ハピネスキャリアプロジェクトとは?

⑤ 死後の世界はあるのか

翁のひとりごと | 氣愛塾 翁のひとりごと

古来より、死後の世界についての論争は絶えません。特に日本では唯物思想(ゆいぶつしそう~世界の本体は全て物質である)が根強く残っております。

加えて私達は “この世” の事が最優先で、実利性に乏しい “あの世” の事は、お盆にちょっと考えるのが大勢のようです。

さて、高名な物理学者エディングトンは「物質世界は四次元(縦、横、高さに時間を加えたもの)の連続体が持っている、色々な性質の中から必要な物だけを、心が選び出した物である。それが、物質世界 “この世” である。引力や電磁気等の法則も、みんな、この根本的な世界の構造の現れである。物質世界と全然別個な世界が、四次元連続体の中に沈黙しているが、これは、私達の心では分からない。ただ、私達の心とは根本的に違った心が、これを引き出す事ができる」と唱えております。

死後の世界を確かめるには、霊界通信と呼ばれ、霊媒を通じて “あの世” と対話する方法があります。発明王、エジソンも晩年、霊界との通信方法について強い関心を持っていたと伝わります。英国心霊研究協会が取り扱った一例を紹介しましょう。

古代ギリシャ語とラテン語を用いた三つの言葉を同時に、三人の霊媒(イギリス、インド、アメリカにそれぞれ在住)に送ってもらい、それをつなぎ合わせて言葉の意味を読み解く、というものです。 “あの世” からの発信者は高名だった古典学者達でした。結局、こんな難解な詩をよこせる学者は “この世” に存在しないと2年以上かけて結論を出し、本物と判定されました。

霊界通信での多様な記録が残っておりますが、 “あの世” の構造は大略、以下の様になっているようです。

まず、人間は死後 “あの世” へ入る準備的な中間地帯(冥府)で休息し、 “この世” での生活を振り返り、血族や霊的に親しかった人たちと交流します。 “あの世” には七つの界層があり、上位階ほど波動が早くなり、その違いから低階層では上階層を知る事ができません。どの界層に行くかは、自身の霊格に応じて自然に決まります。自分自身が選ぶという表現に近いのです。平均的には、三界層に行くようで、 “この世” の暮らしと似ているようですが、相手と波長が合えば瞬時に会え、食べたい物は、思念すればいつでも手にする事ができる等、行ってみなければ全く理解できない世界です。誰もが必ず行く世界なので、 “この世” であれこれ考えても始まりません。尚、一~二界層は暗い不潔で色彩に乏しい世界で、自分の心が自ら選ぶのです。

最上位の七界層は全宇宙の真理と一体化する世界と言われます。波動の速さで界層が変わると述べましたが、物質は原子核(陽子と中性子)の周りをいくつかの電子が素早く周っております。この電子は粒ではあるが、波動でもあるのです。宇宙は全て波動であり、物質は海の波頭に相当するもので、人間の知覚には波頭だけが見えて、海も波も見えないのです。死後の世界は無いと立証する事は大変難しいと言えます。

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