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望郷の想い

翁のひとりごと | 氣愛塾 翁のひとりごと

6年前になりますが、OB会の情報誌に投稿した、故郷を思う “望郷譜” と題する私の作詞をご紹介させて頂きます。故郷は遠きにありて思うものとの言葉がありますが、私の故郷はまさにその通り、北海道東端オホーツク海に面した港町、網走です。

北島三郎は名曲 “函館の女” で「はるばる来たぜ函館へ」と唄ってますが、その函館から網走までは、大阪から東京までよりも遠いのです。北海道は九州のほぼ2倍の広さですから、うなずけます。

その網走を昭和31年3月30日、夜汽車に乗り、翌朝、北海道の主都札幌へ降り立ちました。18歳の春の事です。入社式に臨むためです。

【望郷譜】
1.オホーツクの氷離れるあの春 夜汽車に乗った
 亡き父と母 友と仄(ほの)かな潮風に見送られ
 涙にかすむ日暮れのホーム 遠い遠いあの日

2.初めての旅立ち 胸おどる季節 不安な思いで
 人の世の峠 細道のぼりくだりして乗り越えた
 支えてくれた大きなちから やっとやっと見えた

3.故郷(ふるさと)の波の音 知床の岬 胸によみがえる
 旅立つ鮭(しゃけ) 遥かな母川(ぼせん)を忘れずだどりつく
 俺は西風に想いをたくして 遥か遥か偲ぶ
 娘よ播いておくれ 俺の骨はオホーツクの海に

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