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私がおすすめの書籍二冊

翁のひとりごと | 氣愛塾 翁のひとりごと

私がおすすめの本が二冊あります。

一冊目は「スーパーネイチャーⅡ」です。小説家で文化勲章受賞者でもある故遠藤周作さんが、エッセイの中で同氏が読んだ多くの本の中で、一番引き込まれたのが「スーパーネイチャーⅠ」であると述べており、10数年前に私はこの本を図書館で借りました。著書は、ライアル・ワトソンで1939年アフリカ生まれ、オランダ、ドイツ、イギリス等での学究を経て、動物行動学の博士号のほか、植物学、化学、地学、物理学、心理学、動物学、海洋生物学、生態学で学位を取得、動植物界、人間界に継起する ” 超常現象 ” を集収し ” 新自然学 ” の構築を目指す博学者です。

「スーパーネイチャーⅡ」は、私が図書館で借りた「スーパーネイチャーⅠ」から15年後に発行された続編です。日本教文社から発行されており、昨年購入し、少しづつ読み進めております。数回、読み直しを要する難書です。“この世” には、実に不思議なことがたくさんあることを具体的に静かに提示してくれます。例えば、記憶は脳に限定されない、石にさえも記憶は蓄えられていると。興味つきない書です。2人の女性翻訳家の力量にも感服します。

二冊目は、忍法小説、伝奇小説等で有名でした、故山田風太郎さんの「人間臨終図鑑」です。古今東西九百余人の死に方を書いた、特異な本です。「十代で死んだ人々」「二十代で死んだ人々」「三十代で死んだ人々」からはじまり、三十一歳からは、一歳毎に九十九歳まで編成され、最後は「百代で死んだ人々」で終了しております。「十代で死んだ人々」には、天草四郎、アンネ、ジャンヌダルク、八百屋お七等。最後の「百代で死んだ人々」には、天海僧正、泉重千代等が登場します。

どんなに歴史上高名な人でも、最後は必ず死を迎えるという冷厳な事実のオンパレードで、読み手に次々と弾が飛んできます。死にかかわる資料を集めた作者のエネルギーに感服します。色々な読み方が出来る本だと思います。

ぜひ一読をおすすめします。

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