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「霊感者スウェデンボルグ、その心理学的・心霊科学的探究」のご紹介

翁のひとりごと | 氣愛塾 翁のひとりごと

アメリカの精神科医ウィルソン・ヴァン・デュセンの「あの世は存在する」の全訳(訳者:今村光一)をご紹介します。

本の見出しには

「北欧のアリストテレス、レオナルド・ダビンチをしのぐ人と称され、哲学者カント、国際的禅学者、鈴木大拙師等も賞賛、傾倒した、18世紀スウェーデンの不世出の天才科学者、エマヌエル・スウェデンボルグ
9ヵ国語を駆使し、150冊以上の著作をものにし、20もの学問分野を極め、数々の先駆的発見を成し遂げた彼が、ある日、突然招き入れられた、もう一つの現実世界。無数の迷える霊がうごめく地獄。天使たちが奉仕する天国の光景を眼前にしたスウェデンボルグは、それより以後の生涯の全てをこの<他界>と、それを支配する聖なる摂理の探求に捧げた。この史上にたぐい稀な、奇跡的人物が残した興味尽きない、しかし、難解でもある神秘的著述を現代心理学的手法を用いて解読、解説した前人未到の労作」

と書かれております。

又、訳者は「あとがき」で

「ノーベル賞の授賞パーティーが行われるので有名な、ストックホルムの市庁舎の大ホールには、スウェーデンの偉人の肖像画が掲げられていますが、スウェデンボルグは掲げられていません。故国スウェーデンの人々にとってもスウェデンボルグはあまりにも巨大過ぎて、よく理解されていないようだ。彼の科学上の業績も死後150年以上たった20世紀の初頭になって、初めて世界中の学者がその価値に気付き始めた有様なのです」

と結んでおります。

とにかく彼は、 “この世” と “あの世” を自由に往来できた人なのです。

1772年3月29日、「私は死ぬことになっている」と、面会、申し入れ者に予告し、「そのためお会いできません」と知らせ、その通りに亡くなりました。彼は自分が欲するなら、過去、現在、未来のどんな情報も知ることができたといわれます。尚、本人は80余年独身で、スウェーデン王国の貴族でした。

ストックホルムの市庁舎にスウェデンボルグの肖像画が無い理由は、スウェーデンの人々には「彼は “人” ではなかった」との暗黙の合意ができているのではないかと、私は推察するのです。

この本を読んで自分なりに消化するまで、6ヶ月かかりました。従って、ご紹介はしましたが、この本を皆様に広くお勧めはできません。

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